疑問をさしはさむ隙間さえない

毎日毎日,予定の行動を消化しきれなくて,積み残してばかり。かと言って,体力気力には限界があり,時機を逸して諦めなくてはならないことも多い。またひとつ期待に応えられなかったと。今しなければならないこと,次にしなければならないことが目白押しで,あくせく生きることに疑問をさしはさむすき間さえない。どうせいつかは朽ち果てて,何もかもうっちゃってしまわないか,怖い。この人生が永遠に続くはずもなく,いつか老いて行き,スローダウンしてしまうのだろう。ちっぽけなこのひとかけらの命の一瞬の逡巡を思い悩んでどうなるものやら。