男の至福

貴子

「危険なことはしないで」と、女は言った。事故に遭っても、男は冒険を止められなかった。男にとって危険な遊戯は、甘美な生き甲斐だったのだろう。スリルと隣り合わせだからこそ、悦びも至福なのだろう。