不安感に苛まれ

深夜の消防車のサイレン。早朝の救急車のサイレン。聞きたくもないけれど,胸の奥まで染み入り,響き渡る。しばしの間,不安感にさいなまれる。はかない,自分がこの世に存在しなくなるとしたら。やりきれない,大切な人が怯えながら生きていくようになるとしたら。